自己責任は問題解決につながらない
最近、自己責任という言葉がずいぶん使われるようになりました。責任の所在をはっきりさせるということは重要なことですが、なんでもかんでも自己責任で済ませてしまおうとする社会の風潮は感心しません。「問題」は大抵多くの要素が絡み合って起きているのですから、一人の人間にすべての責任を押し付けたところで、問題の本質的な解決などできるはずがないのです。
予測できない不幸まで
失職や離婚そして病気、あるいは破産など、人生には、時に自分の力ではどうにもならないことが起きることがあります。自己責任という言葉は、そうした不慮の出来事や不幸に対しても、個人の責任を突きつけてくることがあります。不幸を招いたのは自分のせい、仕事の成果が出せなかったのも自分のせい、病気になったのも自分のせい・・・本当にそうなのでしょうか?人生は誰にも予測できないものなのに。
自分の責任だけを果たす
自己責任という決めつけは、失敗しても責任が負えそうにない、迷惑をかけるぐらいなら何もやらないほうがいい、自分は何もできない、生きている価値がない、生きていれば迷惑だという、極端なところにまで人の心を追い詰めてしまうことがあります。自己責任だと思い込んで自分を責め、自己否定をしてしまうことで、ならなくても良いうつ病に罹患し、苦しんでしまうことだってあるのです。
自己責任という言葉を、簡単に受け入れてしまってはいけません。自分だけを責めたり、失敗の原因のすべてを自分のせいにしたところで、問題は何も解決しません。分に応じた責任だけを負い、後は、周囲に協力を求めましょう。良い子を演じる必要などまったくありません。
1)自己責任だと思い込まないこと
2)「自己責任」ですべての問題が解決するはずがありません
3)自分に与えられた責任だけを果たしましょう
