介護の悩みは一人で抱え込まず、家族や福祉のプロに協力を求めましょう

介護の悩み

(1)介護の不安は先が見えないこと
(2)介護を一人で背負えば力尽きます
(3)福祉のプロに助けを求めましょう!

先の見えない介護

平均寿命が年々延びているのは、とても喜ばしいことに違いありませんが、残念ながら、すべての人が健康なまま年を取れるわけではありません。高齢になれば体力・気力の衰えはもとより、ささいな転倒が原因で寝たきりになってしまったり、認知症などによって日常生活が一人では送れなくなってしまうことがあります。そうなれば、どうしても家族や福祉の手を借りる必要がでてきます。

体の自由が利かなくなることは、本人にとってはもちろん大変なことですが、家族も思いがけない負担を強いられることになります。介護が必要になれば介護される側も介護する側も、先の見えない不安の中で葛藤を繰り返し、辛い日々が続くことになるのです。


うつ病になってしまうことも

介護というのは、いつまで頑張れば良いのかまったく検討のつかない仕事ですから、こんな日々がいつまで続くのだろう、いつになったらこんな生活から解放されるのだろうという暗澹たる気持ちになったり、そのために追い詰められてしまうことがあります。介護が辛い、嫌だと思う自分の気持ちに対して罪悪感を持つこともありますし、経済的にも負担は重くなりますから、仕事にも不安を感じてしまうこともあるでしょう。結婚できないといった不安を抱える人もいますし、中には「介護離婚」などという深刻な事態になってしまうケースもあります。介護という問題を通して、家族間にさまざまな悩みが生まれてくるのです。

家族で介護している人の4人に1人がうつ病になってしまうというのも、こうした事情を思えばわからないではありません。うつ病になってしまう主な原因は「先が見えないことへのストレス」なのだそうす。一生介護の犠牲になってしまうのではないか・・・そんな不安が心を不安定なものにしてしまうのかもしれません。


遠慮なく助けを求めましょう

介護は愛情と思いやりが基本です。だからといって与える愛ばかりを要求されれば、長い介護生活を過ごすうちに、いつか心にも体にも無理がきてしまうでしょう。そうならないためには、良い意味での「開き直り」が必要です。心が疲れ果ててしまう前に、体が悲鳴をあげる前に、施設や福祉サービスなどを利用して荷を軽くすることが大切なのです。

最近は介護者が集まってお互いの悩みを語りあったり、助け合ったりする家族介護のためのネットワークなどが発達してきています。介護について理解のある人に自分の気持ちを話すことだけでも、ストレスは大幅に軽減されます。自分だけがこんな苦しみを味わっているのではない・・・そういう気持ちが持てると、もう少し頑張ろう、頑張れるという勇気につながってゆくのです。介護の悩みは一人で抱え込まないことが肝心なのです。

介護される人と介護する人の両方の幸せのためにも、ぜひ福祉相談施設や公的機関に助けを求めてください。マイナス思考はあなたのプラスのエネルギーを食い尽くしてしまうだけです。プラス思考で前に進みましょう。


介護をしなければならなくなった家族は、先の見えない介護生活に心も体も疲れ果ててしまうことがあります。逃げ場をなくしてしまえば追い詰められるばかりです。そうならない前に福祉サービスを積極的に利用し、福祉施設などの機関に協力を求めたり、同じように介護の悩みを抱えている家族との情報交換などをしてゆきましょう。


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